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風邪っぴきになりました。で、健康診断。

おなじ4年間でも、人により過ごし方は様々。
4年とすこし前、駅のそばの奥まった部屋のある居酒屋で交差した線は、ほぼ触れることもなく延々と伸び、たまたま最近再び交差した。
とか、まだるっこしく言うまでもなく、久々に人に会いましたという話。

もともと性格はずいぶん異なるし(向こうは真面目で攻撃的だかこちらは若干いいかげんでたぶん温和)、年齢は5つ位離れてるし(今まだ20代だってー。30になったら人生の大きな決断をするんだってー。へー。)、持ってるバックグラウンドが違う(向こうは契約とネゴシエーション勝負の金融業あがりでこちらは愛嬌と機転勝負の外食業あがり)ので、そんなに話が合った訳ではないのだけど、それでも同じ時期に同じ怪しげな仕事についたということもあり、親近感はあった。
ただここ4年間を過ごした境遇は全然違ってたようで、話をしていて違和感をすごく感じた。
同じ事象についても意見がまったく合わないし、同じ人についてもイメージがまったく異なる。
話をしていて、向こうが、「あのバカ」「あの役たたず」と人やものを論じるのを、こちらは「いやきっと事情があってね…」「たぶんこんなことじゃないかな…」と諭してばかりいるようになる。
普段なら頭にきそうな話でも、「出勤のスケジュールを決めてるのは別のの協力(会社)から来ているやつで、8連勤1休8連勤、日勤夜勤混合シフトにずっと耐えてきた」からで、「派遣で行ってる以上どうしようもない」現実に、「それでもコンペの協力に負けないよう、チームのメンバーを1人前になるよう教育を必死にやっている」とか「自分も職責を十二分果たせるよう」努めてたりしてるのは知っていたので、悲しくなることはあれ腹はたたない。
「でも自分の将来については自分で責任を持つことはあたりまえ」なので「学校に通って資格は取るようにしている」ことは逞しいと思えたし、わかる気がした。
「このままじゃ、先がどうなるかわかったもんじゃない」不安を抱いて、「いざというとき、また、決断するとき、結局自分を支えるのは自分」なので、ない時間をかき集めながら、将来への備えを怠らないでいるのだ。
「別に今の仕事に個人的な大きな不満はない」らしいけど、「今の仕事とか会社に期待しても仕方ない」とか「ホンシャはバカばかりで、ゲンバでの血や汗の結晶である稼ぎをひたすら使うばかり」(どんな会社でも同じような言葉を聞く。。)言葉がトゲだらけで不満がたまってそうなので、ひたすら話を聞いた。
少しは、楽な気持ちになれたんだったらいいんだけどな。

4週連続で週末西多摩祭り中。
2週が終わったところで見事に風邪引いた。
どう考えても4週目がいちばんきつい。
先が思いやられる。

西多摩郡って久慈郡みたいなイメージ。
奥多摩町って、大子町みたいなイメージ。

個人的に似てるって思うだけですが。

大子町みたく、ちゃんとした温泉があったら、もっと奥多摩町を好きになれると思う。
あと、道路元標をとっといてくれたらもっと好きになれるんだけどな。

今日の健康診断。
不健康を診断してもらいに行ったつもりが、問診1分。
なんだよ、ちゃんと診てんのかよー(不安)
ちゃんと不健康なら不健康だって言ってくれよー(不満)

採血のとき、自分の腕に先の尖った針を刺され血をつるりと抜き取られる様を見るのが大変に嫌だったので、左腕の袖をまくり、椅子の正面の台に出し、顔を右に向け、窓の外を眺める作業(視線を特に正面に移してはいけない)に集中しようと頑張っていたところ、採血担当のおじさんが声をかけてきた。

「採血で気分を悪くされたこと、ありますか?」

なるほど、血を見ただけで倒れてしまう人がいるという話をきいたことがある。
血を抜いた途端に倒れられたりするのが困るため、あらかじめ聞いているのかもしれない。
大丈夫、自分はただひたすらに恐がってるだけなのだ。
「それはないです。苦手なだけです」
答えるときも、窓の外から視線を外さなかった。
目を見ずに話すことは礼を失するかもしれないが、正面は見たくない。
返ってきたおじさんの答は、意外だった。

「そうですか。私も苦手なんですよ。」

え?何?
一瞬、理解ができなかったが、すぐに、①採血するおじさん自体も採血されるのが苦手なのかもしれない〜正直な人であることをアピールして安心してもらいたい ②とりあえず話を合わせてみた〜同意することで相手のリラックスを促した のいずれかであり、私を安心させようと気を遣って言ったのではないかかと好意的に解釈した。

答えずに(会話どころの気分ではないのだ)窓の外の景色を眺め続けたが、風景は何も変わらない。
早く終われと念じながら過ごした時間は、なんだかゆっくり静かに流れた。

おじさんは、私の腕にゴムバンドをつけ、アルコールで拭いて、刺す候補地を何ヶ所か指で触り探しているようだ。(あくまで見てない)
不意におじさんの呟きが聞こえた。

「あれ、ここでいいんだよなぁ。」

ん?
実はひょっとして、③採血するのが苦手〜正直な思いで、別に私を気遣っていない、だったんですか?
嫌ですよ!刺したけど血が出ないとかで2つも3つも刺されるの。
ちょ、ちょっと待ってほしいんだけど…。
そんなことを考えたときに、腕に痛みがはしった。

窓の外の景色に変化はない。
いま刺されたとこから血がひゅーって出ているんだろうな。
しかし、大丈夫なんだろうか?
さっきおじさんは自信なさそうなことを言ってたよな…
もしかして血が出ないでいて、刺し直すかどうか思案してるんじゃないだろうか。
異様に長く時間が流れた、ように感じた。

「はい、終わりました。アルコール綿を5分以上強めに押していてください」

おじさんの声を聞いて、どっと疲れた。

なんというべきか、一昨年のデータと昨年のデータといまの検査結果を見て、そんなこと言うことないじゃん。
体重計の前でさぁ。
増えてたことに微妙に凹んでいたのに。

「順調ですね。年3キロペースです。」

間違ってないけど。

視力ちょっとだけ回復!
ひたひた近寄る老眼の前兆。

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